1:イヤイヤ期が“パパだけしんどい”と感じやすい本当の理由
1-1:ママとは違う「情報不足」の状態で本番に巻き込まれるパパ
1-2:パパにだけイヤイヤが向きやすいのは“信頼の証”でもある
2:イヤイヤ期の裏にある子どもの気持ちを知る
2-1:「やりたいのにできない」を処理できない時期だから起こる
2-2:パパにだけ強く甘えるように見えるのは本能的な安心感
3:パパがイライラしてしまうのは“性格”ではなく環境のせい
3-1:仕事疲れ×騒音×泣き声のセットでキャパが一気に削られる
3-2:怒りは“エネルギー切れの合図”。パパは悪くない
4:今日からできる!パパのためのイヤイヤ期 神対応5選
4-1:① 選択肢は2つだけ渡すと子どもは落ち着く
4-2:② 「気持ちの代弁」で一気に落ち着く魔法の言葉
4-3:③ 抱っこより“ちょうどいい距離感”が落ち着く日もある
4-4:④ 止めようとせず“受け流す”ことで収まることが多い
4-5:⑤ ママと違う接し方でもOK。パパのやり方でいい
5:パパ自身の心を守るために大切にしてほしいこと
5-1:“怒らない育児”より“壊れない育児”を優先しよう
5-2:完璧じゃなくていい。子どもはパパの愛情をちゃんと受け取っている
6:まとめ|イヤイヤ期はパパが無力だからしんどいわけじゃない
仕事終わりに帰ってきた途端の大泣き。
休日は朝から晩まで「イヤ!」「ちがう!」の連続…。
イヤイヤ期の子どもと向き合うのって、本当にしんどいですよね。
とくにパパは、ママほど子どもの一日の出来事を把握できていない状態で、
“いきなり本番”としてイヤイヤの嵐に巻き込まれがち。
どう対応すればいいのか分からないまま、心のキャパが一気に持っていかれることもあります。
さらに、
「つい怒ってしまった…」「なんでうまくできないんだろう」
と自分を責めてしまうパパも多いですが、
それは性格の問題ではなく、
イヤイヤ期という特別に難しい時期に疲れた状態で立ち向かっているから。
この記事では、
イヤイヤ期にパパがしんどさを感じる理由や、
子どもがイヤイヤをぶつけてくる“本当の気持ち”、
そして、パパだからこそできる現実的な神対応までまとめました。
イヤイヤ期は決して“パパだけがダメ”なんかじゃありません。
今日より少しだけ、
パパの心がラクになる向き合い方 を見つけていきましょう。

さっきまで笑ってたのに急に大泣き…。
どう対処すればいいんだ…?
パパがイヤイヤ期を“特にしんどく感じる”のは、
ママに比べて子どもの一日の情報が圧倒的に少ないから。
- 今日どんな機嫌だった?
- どこでつまずいた?
- お腹すいてる?眠い?
これらが何も分からないまま、
いきなりイヤイヤの本番へ投入されるのがパパ。
そのため、突然の大泣きに理由が分からず、
「なんで?どうすればいい?」と焦りやすくなります。
仕事終わりや休日の序盤など、
パパ側の体力が一番削れているタイミングでイヤイヤが来ることも多いです。

なんで俺のときだけ激しめ…?
これ、実は
パパへの“安心と信頼”の裏返し。
子どもは、本音を出せる相手に感情をぶつけます。
つまり
パパだからこそイヤイヤを出せている
ということ。
嫌われているのではなく、
「パパに受け止めてほしい」というサインでもあります。
イヤイヤ期の子どもは、
- 「自分でやりたい」
- 「でもできない」
- 「何がイヤなのかも言語化できない」
という 地獄の三重苦 を抱えています。
これは大人で例えるなら、
スマホが固まって何度タップしても動かないあの感じ。
イライラして当たり前
なのです。

ママの前では大人しいのに、なんでパパには全力…?
これはよくある現象。
- パパに甘えたい
- パパに見てほしい
- パパに受け止めてほしい
という 愛情の裏返し が、イヤイヤという形になって現れていることがあります。
“パパの前だからこそ出せる本音”
とも言えます。
パパは
一日の終わり=体力ゼロのタイミング
で子どもと向き合うことが多い。
そこに突然の大泣きが来ると…

無理…今日はもう限界だ…泣
これは誰でもキャパオーバーします。
性格ではなく、状況の問題です。
怒ってしまったあと、
「父親失格かも…」
「俺って器小さい?」
と落ち込むパパも少なくありません。
でも、怒りは
心の弱さではなく、脳のエネルギーが切れたときに出る反応。
責める必要は1ミリもありません。
選択肢が多いと混乱します。
- 「赤い靴?青い靴?」
- 「公園?おうち遊び?」
2つだけ だと子どもは安心して決められます。
「自分でやりたかったんだよね」
「できなくて悔しかったんだね」

これ言うだけで落ち着くこと増えたなぁ…
子どもは“気持ちが伝わった”と感じると急に落ち着きます。
超即効ワザです。
抱っこが逆効果になる日もあります。
そんなときは、
近すぎず・遠すぎず、ただそばにいる
だけでOK。
パパの“見守る安心感”が効く瞬間です。
イヤイヤは“感情の発散”。
止めようとすると悪化することも。
嵐が過ぎるのをそっと待つ
のが結果的に最短です。
ママを基準にする必要はありません。
パパの
- 落ち着いたリズム
- ちょっと引いた視点
- 遊びの柔軟さ
は、ママと違う強みです。

今日はもう無理…。
そんな日は、本気で無理しなくていい。
育児は長期戦。
倒れないことのほうが圧倒的に大事です
イヤイヤ期は、大人でも手に負えない時期。
怒った日があっても、
ついキツく言ってしまった日があっても大丈夫。
子どもは毎日の関わり全体で
パパの愛情をしっかり感じています。
あなたは、本当に頑張っています。
イヤイヤ期は「誰が相手でも」しんどい時期です。
だから、
しんどくて当然。
怒ってしまって当然。
パパが弱いんじゃなくて、
それだけ本気で向き合っている証。
焦らず、できる日を積み重ねれば大丈夫。
今日もよく頑張っています。

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